【犬は“経験したこと”からしか学べません】

犬は人間のように
言葉の意味そのものを理解しているわけではありません。

犬は
自分が経験した状況ごとに学習しています。

行動学では
行動が増えていくことを 「頻化(ひんか)」 と言います。
※頻化=その行動が起こる回数が増えること

例えば
いつも犬の正面に立って
「おすわり」を教えているとします。

この場合、犬は

・飼主が正面にいる
・自分と向き合っている
・その状態で言われる言葉

こういう 状況のセット
「おすわりの合図」として覚えています。

そして、その状況でおすわりをすると
褒められたりご褒美がもらえたりして
おすわりという行動が頻化していきます。

ですが

いざ飼主さんが
犬の隣に立った状態で
「おすわり」と言っても

犬からすると

「いつもの状況と違う」

つまり
それがおすわりの指示だと理解できないことがあります。

人間だったら
言葉の意味さえ分かれば

どこでも
どんな状況でも
いきなり同じことができますよね。

でも犬は違います。

状況が変わると、別のことに感じてしまう。

だからトレーニングでは

・正面
・横
・少し離れた場所
・屋外

など

色々な状況で経験させていくことが大切です。

そうすることで犬は少しずつ

「おすわり=おしりを地面につける行動を指しているんだ」

と理解していきます。

犬のトレーニングって
やっていること自体はとてもシンプルなんですが、

そのシンプルさが逆に人間には複雑に感じられて、難しく感じる反面、面白いとも思えるところだと思います😄